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高機能自閉症を持つ子どもの教育

高機能自閉症とは

子どもの教育と保育

自閉症児の特徴を理解するところから始めなければなりません。
そして、罰を与えるようなマイナス評価で教育することは、逆効果であることが多いことを知っておくべきです。

例えば、聴覚が鈍く視覚に頼っている高機能自閉症の子どもがいるとします。
当然、英語のヒヤリングは苦手で、良い点は取れません。
でも、会話の全てを筆記することさえできれば、完璧に答えることができます。
これは聴覚の苦手部分を視覚に替えて補っているわけです。
実際の会話は苦手でも、筆談なら高得点が取れるのです。

このような自閉症の特性に気付かずに指導すると、たとえそれが善意の指導であっても虐待になりかねません。

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自閉症児は、相手の気持ちを想像することが苦手

自閉症を持つ子どもは、相手の気持ち(心)を理解するのが得意ではありません。
『こういう言葉を言ったら、相手は傷つくだろう』 とか、相手の表情を見て 『今は機嫌が悪そうだから、余計なことは言わないでおこう』 ということの予測が不得手です。
それに、複雑な意図を解することも苦手です。

ですから、教育現場では、なるべくわかりやすく短い表現を使い、コミュニケーションを取るようにします。

『太ってる』とか『バカ』とか言われたら、普通の子どもは『悲しい』『嫌な気持ちになる』ということを、きちんと教えることです。
その際、言葉だけではなくて、はっきりと紙に書いたり、一つずつ自分の立場に置き換えさせたりすると良いようです。

ある程度予測できそうな問題行動に対しては、事前にこのようなコミュニケーションのあり方を繰り返し教えていくことで、回避できます。

苦手なことを決して押し付けない

例え高機能であろうと、自閉症を持つ子どもには、特有の苦手分野があります。
この【苦手】というレベルは、普通の子どもたちのそれとは、大きくかけ離れたものであるということを知っておいてください。

ヒヤリングが苦手だから、それを克服させようと、ひたすら聴かせることだけを行って、筆記はおろか視覚に頼れるものをすべて排除して机に向かわせる……。
勉強ができるようになって欲しいと、その愛情から生まれた行動かもしれませんが、自閉症を持つ子どもにとっては、これはもう拷問でしかありません。

自閉症児には感覚の異常がみられることがあります。
例えば、聴覚に問題があり、その苦手部分を視覚で補っているのに、それを視覚を排除させてスパルタで何とかしようというのには無理があるのです。

足の不自由な子どもに、車椅子も松葉づえも使わずに、グランドを走ってこい……と、言っているのと同じことになってしまいます。

音に敏感な子が、校庭脇の工事現場の音に怯えて、グランドにも出てこられない。
それを、「何をやっているんだ!」と、無理やりに引きずりだしても、パニックになるだけで、絶対に改善はされません。
そのような時は、この音はどういう仕組みで起きているののかとか、どういう時に鳴っているのかとか説明してあげたり、若しくはきちんと耳栓をさせて、音から守ってあげることが第一です。

高機能自閉症の子は、病気であるということに気付かれないばかりに、辛い場面に身を置くことも珍しくはないようです。

事前に準備する

予想できる問題には、事前に準備しておくと、上手く解決できます。
行き交う交通手段の音、例えば電車だとかトラックが発する音が苦手な子どもには、耳栓を持たせておきます。
そして…

遠くに電車やトラックが見えた
  

耳栓をする
  

電車やトラックが遠くに小さくなるまで待つ
  

耳栓を外す

ということを、簡単な動作を繰り返し覚えておきます。
また、このような単純な一連の動作を紙に書いて、常に持ち歩かせて、いざという時にはこの紙を見ればいい……というような状態にしておくと、ずいぶん安心できるはずです。

事前に予測できているのと、そうでないのでは、心的ストレスは大きく違ってきます。
(自分で出す大きな音には驚かないのに、他人が出す音には小さくても驚いてしまうようなこと)

裏を読むことができない

相手の心が読み取れないということは、とても素直に相手の言葉を受け取ってしまうことでもあります。
その為に、知らず知らずのうちに被害者になっていることも……。

例えば、真新しい可愛いキャラクターのカバンを買ってもらったのに、友達から「こっちのカバンの方が絶対可愛いよ」と言われ、普通のなんの特徴も無いカバンと交換してしまうようなこと。
普通なら、相手がこちらを騙して交換させようとしているな……と、疑うところですが、言葉の裏に隠された真意を読み取ることができませんから、その言葉をそのまま素直に受け止めてしまうのです。

まだ子どものうちなら、大したことにはなりませんが、大人になると事が大きくなる場合もあります。

でも、子どものうちに自分の身近にも悪い人がいるということを、はっきりと教えてしまいたくないという方もいるでしょう。
友達がいたずら半分でも、そういうことをすることがあるとは、なかなか言いにくいものです。
そんな時は、信頼できる人に必ず相談することを、約束しておきます。
何か物を交換する時、物を買う時、誰かにあげる時、必ず親や先生、信頼できる友達に報告することです。
そしてその結果を紙に残しておくと、もっと効果的になります。

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