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子供の心と病気 > 高機能自閉症(アスペルガー症候群) > コミュニケーションの障害

高機能自閉症(アスペルガー症候群)

高機能自閉症とは

コミュニケーションの障害

自閉症を持つ子どもが対人関係において、トラブルと起こすのは珍しいことではありません。
また高機能自閉症の場合では、自分の不得手な部分を上手く補って、コミュニケーションに問題がないように感じられることもありますが、本人はかなりの努力を強いられていることが多いようです。
コミュニケーション障害と言われる原因は以下のようなものです。
言葉の遅れ
自閉症児は、そうでない子どもに比べると、明らかに言葉の発達に遅れが見られます。言葉を話すようになっても、オウム返しや意味の無い言葉を発したりします。
ただし、高機能自閉症の場合は、そうではありません。
相手の気持ち(心)が読み取れない
例えば、悪気はないのに、相手を傷つけることを言うことがあります。「太ってる」とか「変な顔」とか……これは、決して相手を怒らせようとしたり、馬鹿にしているのではなくて、そう言われたら相手がどういう気持ちになるのかが、わからないからなのです。

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言葉について

高機能自閉症の場合、言葉がないということはありませんのでコミュニケーションが取れそうな気がしてしまいますが、TPOに合わせて会話することが難しいので、会話に違和感を覚えることがあります。

高機能自閉症を持つ子どもも、年を積み重ねていくと、きちんと文法的にも正しい言葉を使うようになりますので、その障害に気付きにくいものです。
ですが、やはり会話していくうちにその解釈にズレが出てきて、相手が自閉症者であることを認識できていないと、ふざけているような印象を持ったり、こちらがからかわれているようなイメージを受けることもあります。

非言語コミュニケーション
コミュニケーションは言葉だけではなく、表情や身振りなどの非言語の要素も大切です。高機能自閉症の場合、言葉よりもこの非言語のコミュニケーションの不自然さに違和感を覚えることの方が多いようです。

想像する(予想する)力の欠如

脳のある部分の機能が上手く働かないことによって引き起こされているのですが、まず予想や想像する力が欠けていることも、コミュニケーションに障害をもたらす大きな要因の一つです。

相手の気持ちがわからないのは、相手が自分の行動によってどんな気持ちになるのかが想像できない為です。
普通の子どもは、相手が嫌がることを言えば誰だって傷つくことを理解していますが、自閉症を持つ子どもには理解が難しいのです。
普通に聞くと、悪口に聞こえそうな内容の言葉でも、本人は好意を持ってそう言っている場合もあります。

また、日本の文化風習で、直接の表現を避けて遠まわしに言うことがありますが、そのような表現も、自閉症児はわかりにくいのです。

「学校から帰る時は、寄り道をしないで帰りましょう」なら理解できても「学校からはまっすぐ帰りましょう」では意味がわからなくなってしまいます。
『まっすぐ』が『寄り道をしないこと』と結びつかないのです。

また、テストで悪い点を取った時に、嫌味で『今日も優秀な点を取ったな』と言われても、嫌味には聞こえず、自分は優秀な点を取ったことで褒められたと解釈してしまったりするのです。


『新しいこと』『違うこと』が出来ない

毎日決められたことを同じように進めるのは問題となりませんが、その日に限って違うことをするのは、自閉症を持つ子どもにとっては、かなり大きな問題となります。

普通の子どもは、学校が行事の為に短縮授業になれば、1時間目が何時に終わるのかとか、下校の時間などは自分で予想して動くことができます。
ですが、自閉症を持つ子どもはそれが極端に苦手なのです。

授業が短縮なんだよ……と言われても、それが何を意味するものなのか、想像できないのです。

ですから、みんながいつもより早い時間に動き出すのを見て、あわてて自分の動き出す……ということになってしまいます。
普通に学校で行われているような防災訓練でさえ、事前にきちんと説明しておいても、心に大きな負担をかけてしまうことになります。
急な予定変更などに、パニックを起こす子どももいるのですから。

ただ、高機能自閉症の場合は、周りの人がそれほど顕著に感じられる症状が出ていない場合もあります。
……本当は出ていないのではなくて、他の方法でカバーしているのです。
自分で予想できない分を、他人の動きを見てそれに合わせたりすることで、補っていたりします。

もうひとつ、自閉症の大きな特徴の一つに、感覚の異常があります。

視覚・聴覚・嗅覚・触覚……といった感覚の中で、とても鈍いものもあれば、異常なほど強い感覚なものまであります。
音に敏感過ぎると、突然の大きな音にパニックを起こしてしまうことも少なくありません。
元々、予想が不得意ですから、普通の子どもが驚かないことも、驚いてしまったり恐怖を感じたりします。
例えば一緒に歩いていた友達が、急に足早になって、先に曲がり角を曲がったら、「なるほど、待ち伏せして驚かすつもりだな」と、身構えることができます。
でも自閉症児にはそれが出来ないのです。
ちょっと大きな声で驚かされた程度のことでも、普通の子に置き換えると、天気の良い日、突然予想もしない、耳元に大きな雷の爆音が響いてきたくらいの衝撃があるわけです。
当然驚かされた自閉症児はパニックになるか、ひどく怒ります。でも普通の子には、何故それほど怒っているのか理解出来ない為に、喧嘩になったり……。

これは聴覚だけに限れず、触覚の場合なら、不意に後ろから手をかけられたり抱きつかれたりしたことで、驚くほどの大きな衝撃を感じてしまうこともあるのです。

このような感覚のズレが、コミュニケーションの大きな壁となって、しばしばトラブルを引き起こすことになります。

 注 : 個々の症状は様々ですので、上記の全てが自閉症に当てはまるわけではありません。
       高機能自閉症の場合は、こういった症状が表面から掴みにくいこともあります。

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